【Cisco】CMLで始めに設定しておくと良いこと

CMLを使用していて最初に設定しておけば良かったな、と感じたことをこの記事にまとめていきます。
ノードの初期インタフェース数の変更
スイッチやルータのノードは基本的に8個以上の物理インタフェースが用意されています。
ですが、多くのノードで使用可能なインタフェース数の初期値が4に設定されており、インタフェースが足りなくなることがあります。
加えてこの状態で使用を始めると途中で4つ以上に増やすことが難しくなります。
インタフェースを増やしてもリソース使用量の増加はほぼ無いのでラボでノードを配置し始める前にノードの設定を変更して使用できるインタフェース数を増やしておきましょう。
この設定変更は、すでに配置してあるノードには影響を与えません。
初期状態の確認
ラボに入りノードを配置したらそれを選択してINTERFACESを確認します。
機器をスタートさせる前であればこの画面から ADD 4 INTERFACES
を選択することでインタフェースを追加することができますが、一度スタートした後だとワイプしない限り追加することはできません
また、配置したノードごとに設定する必要もあるので手間です。

ちなみにコンソールでもインタフェースが4つしかありません

設定変更手順
画面右上の TOOLS > Node and Image Definitions を選択、ノード一覧から設定したいものを探し設定画面に入ります。

設定画面を初めて開くとRead Onlyになっていると思いますのでトグルを選択します。
すると注意を促されますが確認して無効化します。

設定画面の中間くらいに Interfaces という項目があるので、その小項目の Default number of physical interfaces の数値を、用意されているインタフェース数の上限までの範囲で任意の数に変更します。
私は初期で有効なインタフェースの数をスイッチは16、ルータは8に設定しています。
名前変更も可能ですが show run で表示されるインタフェース名と差異が生じるのでおすすめはしません。

変更したら画面を一番下までスクロールして設定を更新します。

変更後の確認
ここでは一応確認しますが、実際はわざわざ確認する必要はないでしょう。
再びラボに戻り新しくノードを配置し、インタフェースの数を確認します。
数が増えているのが確認できます。

コンソールでも確認してみますが、こちらもしっかり増えています。

おわりに
ほかにも色々と気づいたことが出てきたら追加していきたいと思いつつ、CMLあんまり触れてなかったり。。