【WWDC24】Xcode16でコード補完が利用可能になったので使ってみた
いよいよWWDC24が始まりましたね!
各OSの最新バージョンの紹介からAppleのAI、Apple Intelligenceの発表と、盛りだくさんでした。
その中でXcodeの新機能についても紹介されていて、Xcodeバージョン16からAIが使えるようになります!
実際に少しだけ触ってCopilotとの違いも感じたので、それも紹介していきます。
発表された内容
Xcodeで使用されるモデルは、SwiftとApple SDK用に学習させた独自のモデルです。
ローカルで動くのでオフラインで使用でき、外部に漏れる心配もありません。
どうやら最新のSDKとSwiftの機能を把握しているということなので、常に最先端のコードが得られるとのこと。
機能については既存のエディタやIDEと同じような感じで真新しさはないです。
- AIによるコード補完
- Swift Assist
- 自然言語で指示することでAIがコードを書いてくれます。
デモを見た感じでは、現在編集中のファイル以外のファイルも参照してくれるみたいです。
- 自然言語で指示することでAIがコードを書いてくれます。
Xcode 16ベータ版をインストールしMaxOSを15にすればコード補完はすぐに使用できますが、Swift Assistは年内に提供が始まるそうです。
apple紹介動画はこちらを御覧ください。
コード補完の使用感
使用するためにはXcode 16.0beta、MacOS 15.0が必要です。
補完されたコードは、他のエディタと同じように薄文字で表示されます。
良いなと思ったのは、補完したコード量が多すぎないところです。
実際には補完したコードがあるのですが、きりの良いところまでしか表示せず、残りは…と表示されるようになっています。
この状態でTabキーを押せば…の前まで補完してくれます。
…が表示されている時にoptionキーを押すことで、残りのコードが展開されます。
さらに、optionキーを押したままTabキーを押せば提案されたコードをすべて受け入れることが出来ます。
提案の速さに関しては、超高速に動くと紹介されていましたがCopilot for Xcodeの提案の方が基本的に早かったです。
提案するコードに関しても、そんなにたくさんは見ていませんがCopilotの方が優秀な気が…?
と、ほんの少しですがコード補完について使ってみました。
まだベータ版ということで、本来の性能は発揮していないのかもしれませんが、単純にXcodeでAIが使えるのは嬉しいです。
また、操作は非常にシンプルでコード補完の操作方法としては個人的に一番使いやすく感じました。
おわりに
AIの利用は有料のものが多いですが無料で使えるのには本当に驚きました。
そのうち有料に変更とかならないか心配。
今は基本的にchatGPTに聞いてますが、情報が古いことが多いので、Swiftに特化したモデルに新しいフレームワークなどを質問できるSwift Assistへの期待は大きいです。
それでは、続報を楽しみに待ちましょう!